みなさん、子ども同士の関わりって
意識したことありますか?
何となく
大事にしないとな〜
でもどうしたら大事に出来るの?
と思ったことが一度はあるはずです!
かつての私はそうでした!
子どもと先生の関係作りに必死になって
子ども達同士をつなぐことなんて
1ミリも頭になかったんです…
なぜ、子どもと先生の関係作りばかりを
気にしていたか、わかりますか?
そうです、学級崩壊が怖かったからです。
ただ、これってどんな先生も
感じていることではないでしょうか
誰も学級崩壊なんて望んでませんよね?
むしろ避けていきたいことですよね。
学級崩壊になったら…
と想像するだけで足がすくみます。
これ、みんな感じますよね。

ここで一つ考えてほしいのですが、
例えば、一人一人の子どもと先生の
関係作りはそこそこ上手くいっているのに、
なぜかクラスがガチャガチャしている。
と感じたことはありませんか?
私はあります。
このクラス、何が原因かわかりますか?
そうです!
子ども達同士のつながりが
上手くいっていなかったんです!
「先生のことは好き!
でもあの子のことは好きじゃない。」
「先生は僕だけ見てくれたらいいんだ!
何で他のやつが!!」

実は上手くいっていなかったクラスには
このように発言する児童が
何人かいました。
そこで気づいたのです。
『先生と子どもの関係が良くても
クラスとして上手くいかない!』
そこから考えました。
子ども達をつなぐには
どのようにすればいいだろう。
初めは思いつくまま
一緒に遊べば仲良くなるんじゃないかな。
と全員遊びを増やして、
全員が共に行動する時間を増やしました。
しかし、これが大きな間違いでした。

仲良くなるためにと思って取り組んだのに、
なんと喧嘩が勃発したのです。
え、何で??
楽しく遊ぼうよ…
私はどうして良いかわからず、
わからないままに全員遊びを続けました。
そうしていると一人の女の子から
「全員遊びしたくない…。」
と言われてしまったのです。

この時の衝撃は忘れません。
毎回喧嘩の仲裁をしては、
なんとかなだめて次の遊びをして、
「みんなで過ごして楽しいやん!」
これが私の大きな勘違いでした。
この勘違いに気づいたのは
この女の子の発言からでした。
なぜ楽しくないかを聞くと、
「先生がいないと上手くいかへんもん!」
でした。
ここでハッとしました。
先ほど私は喧嘩の仲裁を
私がしていたと話ましたね。
ここです!
ここが大きな間違いだったのです!!

この女の子は
「先生がいないと上手くいかない。」
と言いました。
当たり前です。
私が全て仲裁に入っていたからなんです!
え、でも先生が止めないといけないじゃないの?
そう思っちゃいますよね?
その考えも、もちろん必要です!
危険を伴うような場合は
一目散に先生が仲裁に入って
止める必要があります!
しかし、大概の場合はそうではありません。
意見の食い違いなどの口論ですよね?
その場合は子ども達で解決する力を
身につけないといけないんです!
いや、先生が身につけさせないと
いけないんです!
それに気づいた私が、
まず取り組んでみたことは、
『見守ること』です。

喧嘩が始まってもすぐに止めに入らずに
しばらく見守ってみる。
初めの頃は、喧嘩が始まると
「先生!来て!何とかして!!」
と他の子達から言われました。
これはいつも私がすぐにいくから、
今回も早く先生にどうにかしてもらわないと!
という思考からです。
この思考になるのは当たり前ですよね?
私がそうしてきだたんだから。
しかし、すぐには行きません。
めちゃくちゃすぐに行って
喧嘩を止めたい自分の気持ちを
ぐっっっと堪えました。

するとどうでしょう!
今まで私がしてきた役割をする
子どもが出てきたのです!
私は目を疑いました。
それと同時にとてもハラハラしました。
なぜなら、その子は
普段前に出てくるような子ではなかったからです。
めちゃくちゃに言われないかな…
泣かされないかな…
すごく不安なまま見守りを続けました。
すると、何と!!!
笑顔で遊びが再開したのです!!
何があったの!?
私は心の中で叫びました!
その場は楽しく遊びが続いたので、
次の休み時間にこっそりと
さっき仲裁した子に話を聞きました。
すると、
「ずっと喧嘩ばっかりやったら
面白くないやん。しかもさ、
喧嘩の原因って勘違いやってんで。」
何と…
この子は人生何回目かな…
なんて考えてるうちにもう一言、
「自分らで楽しく遊びたいやん♪」と。
もう心の中は涙でいっぱいでした。

その子に「みんなの前でこのこと話していい?」
と聞くと、「いいでー!」と
快く返事してくれたので
次の時間の初めに少し話をしました。
すると、
「全員遊び面白くない。」と
言っていた女の子が
大きく頷いているのが見えました。
そうか、これでいいのか。
それから、私は喧嘩が起きても
見守るようにしました。
もちろん毎回上手くいく訳はなく、
解決できずに私のところに
来ることもありました。
しかし、根気強く見守る姿勢を続けていると
何とかしたい!と思って行動する子が
一人、また一人と増えていきました。
そこで私は感じました。
クラスが上手くいくためには
子ども達がつながっていることが
重要なんだと。
この経験をしてから、
私は毎年、学級開きの時に話します。
「先生とはこの1年の付き合いだよね。
でもクラスの友達とは小学校、
もしくは中学校でも付き合いが続く仲だよね。
だからこそ、自分たちで話し合える
関係になってほしいです。」
それからは、子ども達とのつながりを大切に
学級経営をしてきました。

それから学年主任になり、
新米先生と組んだ時に
クラス経営で悩んでいたので
この『子ども同士のつながりの大切さ』を伝え、
取り組みを始めると
少しづつクラスの雰囲気が良くなりました。
先生をしていると、
どうしても喧嘩って止めたくなりますよね?
そこを意図して見守り続けることで
得られる結果はとても大きいです!
今、これを読んでいるあなたも、
ぜひやってみてください!
先生の仕事は長期戦です。
すぐには結果は出ません。
だからこそ、続けることのできる人が
子どもとの良好な関係もできて、
子ども同士のつながりも作ることができます!

今、クラス作りで悩んでいたり、
子ども同士の関係がうまくいってないと、
と感じる先生は必ず取り組んでみてください!
そして、最初はとても
小さな一歩かもしれません。
でもその一歩を踏み出したことが
今後の結果への大きな一歩へと
つながっていますよ!
いかがだったでしょうか?
子ども同士のつながりが
クラス作りの大きな一歩になることを
わかってもらえたと思います。
先生との良好な関係も大切です。
でも、それだけではクラス全体で考えた時に
うまくいかなくなりますよね。
だからこそ、
子ども達をつなぎ先生ともつながる
素敵なクラスづくりを
していってもらえたらなと思います。

ここまでご覧いただき
ありがとうございます!
最後に大切なのは
アウトプットです!
Qこれから自分のクラスで取り組みたいこと
は何ですか。
まずは自分の言葉で
実際に取り組むことを口に出して
伝えることが先生の第一歩です!
がくの公式LINEを
ぜひ、ご活用ください!
▼公式LINEにアウトプットする
https://lin.ee/yFjUpVm
あなたの意気込み!
楽しみにお待ちしています!